2007年 06月 02日
ドキュメント沖縄
東村高江ヘリパット建設を目前にした現地リポートは悲しいものだった。
反対運動のリーダーGさんが先日、なぜあんなに消沈気味な話し方だったのか理解した。 ヘリポート建設反対運動を公約に掲げた新しい村長は、期待して待つ住民の集会には現れず「建設はやむを得ない」という内容の文書を送ってきた。村長就任からわずか3週間での公約撤回だ。 続けて高江のオジーたちが言う。 「(反対運動)やれば阻止できるのか!?できるなら幾らでもやる!しかし意味ないものに生活はかけられない」 座り込みや見張り台設置、集会開催、資料作成配布…etc. 体一つで生計立てる農村の老人には大きな負担だ。目の前の生活が大事。当たり前だね。 「でも(阻止できなくても)僕はやります。せめて納得いく説明だけでも求めたい…」と言うGさんの小さな声が苦しかった。 小中学校の校庭で草刈り作業をするGさんと 反対運動は意味がないと言ってたオジーがいた。他にも沢山の住民が仲良く汗流している。 オジーが言う。「こんなことで小さな村が2分されることの方が心配だ」 見回すカメラには緑濃い山を背景に 子供から老人入り混じって 明るい日差しの中で共同作業をする笑顔が映ってた。 正直、私には基地の是非は分からない。ココで生きていく中でいろんな立場を見聞きするうち答えを出す難しさから身を引いてきた大多数の中の一人だ。 だけど、高江の人々を見て思う。ひどいことはしないで欲しいと。 そして我が子の寝顔を見て思う。他人事ではないと。
by jyugoo
| 2007-06-02 11:46
| Vocal. 樺里美
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